アスパラガスを常温で放置したときに、
「これ、食べられるのかな?」と思うことありませんか?
私はズボラな性格なので、冷蔵庫に入れ忘れることが日常茶飯事なんですよね(-_-;)
そのため腐りかけてしまった食べ物を口に入れてしまうことも……。
美味しいものを食べたはずが「おなかを壊してしまった」ということがないように、正しい見分け方や保存方法を知っておくと、いざというときに役に立ちますよ~。
この記事では、腐ってしまったアスパラガスの見分け方、アスパラガスを日持ちさせる保存方法、美味しいアスパラの選び方をお伝えしていきます。
お役に立てれば幸いです。
食べないほうがいいアスパラガスの状態は?
アスパラガスを放置しておくと、すぐに柔らかくなってしまいます。
そのようなときは、アスパラガスを水につけておくと数時間で鮮度が戻ってくるんです。
これで美味しく食べられると思いきや、食べられない状態のアスパラガスもあります。
それは……
腐っている場合です。
腐ったアスパラガスは、何をしても食べることはできません。
ではどのような場合が腐敗しているのか、項目にまとめました。
- カビが生えている
- 水分が出て溶けている
- ふにゃふにゃになって硬さがない
- 酸っぱい臭いがする
- ぬめりがある
- 茶色く変色している
このような状態に変化しているアスパラガスは、傷んでいる可能性が高いので、食べないようにしたほうが無難です。
アスパラガスが一部分だけ傷んでいる場合は?
部分的に傷んでいたときは、その部分だけカットして食べることもできますが、全体的に傷んでいる場合もあります。
何ともないように見えても、食べたらおなかが痛くなってしまったということも。
不安なら食べないか、または異常がないかをよく確認してから、食べるか食べないかの判断しましょう。
アスパラガスが腐ってしまう前に、上手に保存したいですね。
アスパラガスの保存方法
アスパラガスが傷んでしまう原因は、保存方法にもよります。
すぐに食べられるのなら、もちろん問題ありません。
もし長時間食べられない場合は、保存の仕方でどのくらい日持ちするのかも変わってきます。
冷蔵庫にそのまま入れておくとシワシワになる
冷蔵庫で保存しているとアスパラガスがシワシワになっていた、という経験はありませんか?
これは乾燥しやすい冷蔵庫に入れておくことで水分が失われてしまうからです。
アスパラガスの根元を水に浸して置いておくことで、元どおりのピンとした姿によみがえります。
ココがポイント
アスパラガスの根元が割れていたり、傷んでいたり、変形している場合は水を吸う力が弱まります。
少し切って断面を新しくすることで、また吸う力が復活しますよ。
常温保存だと傷みやすくなる
アスパラガスはとても乾燥しやすい野菜です。
ただ、乾燥するのが嫌だからと冷蔵庫を避けて常温保存していると、成長してしまって傷みが早くなってしまいます。
足が早いとされるアスパラガスですが、保存を工夫することで日持ちしやすくなります。
アスパラガスは、根元の方から干からびてくることが多いです。
おすすめの保存方法は、
コップなどに1〜2㎝ほど水とアスパラガスを入れて冷蔵庫の中に立てておくやり方。
もしくは、
キッチンペーパーを濡らしてアスパラガスの根元を覆い、輪ゴムで止めてポリ袋に入れておく方法です。
アスパラガスは上に向かって成長しようとパワーを使うので、立てて保存した方が長持ちしますよ。
下記に記事でも詳しく紹介しています。
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アスパラガスは焼いてから保存してもよい?
アスパラガスを食べきれないときは、新鮮なうちに冷凍するという方法もあります。
生のまま冷凍するのが一般的ではありますが、アスパラガスを焼いてから冷凍してもよいのでしょうか?
結論からいうと、調理するものは焼く前のほうが保存には適しています。
焼いてから冷凍すると、食感や風味が劣りやすいんですよね。
でも焼いてから冷凍しておけば、お弁当にもすぐ使えるので便利なのはたしかです。
もし焼いてから保存する場合は、真空パックの状態にすると普通に冷凍するよりも味が落ちにくくなります。
加熱後は冷めてから冷凍するようにしましょう。
アスパラガスの肉巻きの冷凍保存方法
では、アスパラの肉巻きなど、調理をしたときの冷凍保存はどうしたらよいのでしょうか?
- 焼いて味付けしたものを冷凍保存
- 焼く前の状態で冷凍する
この二つの方法があります。それぞれ見ていきましょう。
加熱前の冷凍の場合
アスパラガスの肉巻きは、焼く前に冷凍することができます。
焼く前の状態で2~3個づつラップすることで、少量を取り出すときにとても便利です。
ラップした物をさらにジップロックなどに入れてから冷凍すると冷凍焼けも防ぐことができますよ。
加熱後の冷凍の場合
アスパラガスの肉巻きなどを先に焼いてから冷凍する場合は、ラップで小分けにして巻いて、ジップロックに入れて冷凍します。
甘辛く炊いた肉巻きは汁もあるので、その汁ごと冷凍しちゃいましょう。
解凍するときは、その袋のまま熱湯に入れるだけでOK。
加熱後に冷凍する場合は、冷めてから冷凍庫に入れましょう。
熱いままだと冷凍庫の温度を上げてしまうので、他の食品に悪影響を与えてしまうからです。
美味しいアスパラガスの見分け方
スーパーでアスパラガスを購入する際、美味しいアスパラガスを見つけるにはどうしたらよいのでしょうか?
まずは、アスパラガスの美味しい条件をみてみましょう。
- 茎が固くて太い
- はかま(茎にある褐色の三角形)が少ない
- 折り口が瑞々しくて整っている
- 色が鮮やか
- 穂先が固くしまっている
採取してから時間が経つにつれ、甘みがどんどん抜けていきます。
茎が硬くて太いものは新鮮さが長続きするので、甘さもキープできるんです。
これらの条件は、すべて新鮮なアスパラガスという証拠。
スーパーで購入するときは、ぜひチェックしてみてくださいね。
購入するときに、このようなアスパラガスは避けましょう
美味しいアスパラガスの選び方をご紹介しましたが、購入しないほうがいいアスパラガスの特徴も知っておくと何かと役に立ちます。
- 茎の部分に割れ目やひびがあるもの
- 乾燥してパサパサになっているもの
- 穂先が木のようになっているもの
上記はすべて新鮮さを失っている状態です。
スーパーなどではそこまで劣悪な商品は置いてはいないと思いますが、見切り品など安く売られているものは注意したほうがよさそうですね。
すぐに食べるならギリギリ大丈夫かもしれませんが、購入してから何日か後に食べるのは止めたほうがよいでしょう。
収穫時のポイントについては、こちらの記事も読んでみてくださいね。
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まとめ
- 購入時とあきらかに見た目が変わっているときは、腐っている可能性が高い。
- アスパラガスがシワシワになるのは乾燥のせい。水を与えると復活する。
- 常温保存は避けて、乾燥を防ぎながら立てておくのが◎
- 購入するときも新鮮なアスパラガスを選ぶとよい。
アスパラガスはやはり採りたてが一番おいしいです。
すぐに食べられなくて保存する場合は、正しい方法で選びましょう。