古くから精進料理と共に発展してきたことで知られる「湯葉」。
湯葉にはいくつか種類があり、生湯葉もその一つとして挙げられます!
普段湯葉を口にすることがない方からすれば、
「湯葉って生のまま食べてもいいものなの?」
と疑問に思われる方も少なくないはずです。
私も同じように感じていた時期がありましたが、実際に生湯葉を食べてみると、とても美味しくてハマってしまいました(笑)
今回は、そんな生湯葉の美味しい食べ方について紹介していきます!
生湯葉の魅力や美味しい食べ方のほかに、湯葉を使った料理のレパートリーも増やせるので、日々の料理がさらに楽しくなりますよ!
それではみていきましょう!
湯葉の種類とは?
そもそも、湯葉とはどのようなものなのでしょうか?
食べ方が分かっても、湯葉が何かよくわからないと、食べたいなんてなかなか思えませんよね。
湯葉とは何かについて簡単にご説明します。
湯葉とは
大豆を主原料とし、大豆の栄養を凝縮して作られた加工品のこと
この大豆は、「畑の肉」なんて呼ばれているほど必須アミノ酸をバランスよく含む、良質なタンパク源です。
湯葉を作る工程の中で、大豆に質や引き上げるタイミングの違いからいくつかの種類に分類されます。それが大きく分けて以下の通りです!
①生湯葉
生湯葉は豆乳があれば作ることができます。
濃いめの豆乳を、沸点近くまでゆっくり加熱。
そうするとタンパク質と脂質が表面に凝固し薄い膜ができます。
これをすくい取ったものが「生湯葉」と呼ばれます。
少し時間はかかりますが、自宅で作れるのは嬉しいですね。
生湯葉の作り方は、上記の動画を参考にしてみてください。
豆乳は「特濃」や「濃厚」などと書かれているものを選びましょう!
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②干し湯葉
生湯葉を乾燥させたものを「干し湯葉」と呼びます。
この干し湯葉には半分乾燥させたものと完全に乾燥させたものがあります。
生湯葉はすぐに食べる必要がありますが、干し湯葉なら賞味期限が長いのも嬉しいポイント!
ぬるま湯をかけて戻すだけで食べられる、というお手軽さも人気の理由です。
乾燥湯葉を使った天丼レシピも参考にしてみてくださいね。
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生湯葉の食べ方
今回のメインテーマでもある「生湯葉」の食べ方について、ここで紹介します。
結論、生湯葉はそのまま「生」で食べましょう!
生湯葉はコクがあり、上品で甘い味わいが特徴。
そのまま刺身にして、ポン酢やわさびなどの薬味を添えて醤油につけて食べるのがおすすめです!
また、生姜やマヨネーズ・エビとも相性がよいので、サラダに添えて食べるのも美味しいですよ。
生湯葉のおすすめレシピ
生湯葉を作る、または購入しても、どのように食べたらいいのか悩みますよね。
ここで私のおすすめのレシピを1品紹介させていただきます。
簡単ですぐにできるので、初めて生湯葉を食べる方も安心して食べることができますよ!
生湯葉の刺身の作り方
一人分の材料
- 生湯葉 1枚
- だし汁 大さじ1
- ワサビ お好みで
- 醤油 小さじ1
(作り方)
- 湯葉は食べやすい大きさに切っておく。
- お皿に湯葉を並べ、だし汁を注ぐ。
- 醤油をかけ、ワサビを添える。
たったこれだけです!簡単じゃないですか?
だし汁の作り方は以下を参考にしてみて下さい。
※市販のものでも問題ありません!
だし汁の作り方
水・・・・・・1.2ℓ 鰹節・・・・・20g 昆布・・・・・10cm角
- 鍋に水、昆布を入れて中火にかけ、煮立ってきたら鰹節を入れる
- 昆布をかつお節にのせ、ふた状にして弱火で1~2分煮る
- 火を止め、そのままかつお節が沈むまで置いておく
- ボウルにザルを重ね、キッチンペーパーをのせる
- 昆布とかつお節を取りだし、キッチンペーパーでこす
- キッチンペーパーを軽く押さえてだし汁を絞る
生湯葉は美味しいだけでなく、栄養も豊富で消化にもいいので、赤ちゃんの離乳食に適しているともいわれています。
湯葉は健康や美容への効果も期待できるので、定期的に食べるとよいですね。
ただ非常に美味しい生湯葉ですが、あまり日持ちしないのがデメリットでもあります。
なるべく早く食べ切るようにしましょう。
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湯葉はそのまま生で食べるのがおすすめ!
あまり家庭で登場する機会がない湯葉。じつは健康にもよく食べやすい、主婦には嬉しい食材なんです。
生のまま食べるほうが、生湯葉の味わいを楽しむことができます。
どんどんアレンジを加えていけば、料理のレパートリーも増えて、毎日の献立作りが楽になりますよ!