さまざまなトラブルを乗り越えてきた「グランメゾン東京」。
第4話で、いよいよプレオープンの日を迎えました。
今回も一筋縄ではいかないようで、あるスタッフの裏切りによって「グランメゾン東京」はピンチに立たされることに!!
「グランメゾン東京」はプレオープンを無事に成功させることができたのでしょうか?
第4話のあらしじを早速見ていきましょう。
運命のプレオープン
プレオープン7日前、意外な人物が店を訪れる。
その人物とは・・・・世界的グルメ雑誌、マリ・クレールダイニング編集長のリンダ(冨永愛)だった。
リンダの影響力はおおきく、称賛されれば一年先まで予約で埋まるが、酷評されればつぶれる有名店もある。
リンダもプレオープンに招待して欲しいと言った。マリ・クレールダイニングにも掲載し、みずからが記事を書くという。
この条件を受け入れたはいいが、プレオープンがいきなり運命の日になってしまった!!
「グランメゾン東京」の運命はどうなる?
グランメゾン東京ってどんなお店になるの?
店はオープンキッチンで料理のライブ感を楽しんでもらうことを大切にしている。
料理はシェフのおすすめコースのみ。全10皿。アラカルトはなし。
客は料理を選ぶことをできないが、そのぶん満足させる料理を提供し、とことん手間をかける。スタッフは少ないので、ホールと厨房の兼任で「1番ベストな料理を客席に料理人が運ぶ」
リンダの存在
リンダは尾花(木村拓哉)の元恋人で、尾花の料理の一番のファンだった。
尾花も「心底料理を愛する人であり、いい料理といいサービスをすればいい評価をする。」とリンダのことを高く評価していた。
しかし、リンダは3年前、首脳会談の昼食会に「エスコフィユ」をすすめた当人だった。尾花に「顔に泥をぬられた」と、丹後(尾上菊之助)に話す一面も。
リンダの本心は・・・?
江藤のたくらみ
いつの間にか、スタッフの中に柿谷というシェフがいた。
人員を増やす為に雇っていたのだが、どうやらライバル店「gaku」の江藤(手塚とおる)が関わっているらしい。
また、何を起こすか分からない。
パティシエの引き抜き
今の人数ではスタッフが足りないので増員することになった。
尾花には誘いたい人物がいる。祥平(玉森裕太)・・?
と同じブッフェで働き、デザート部門を任されていた松井萌絵(吉谷彩子)だった。
その技術の高さ見抜き誘ったのだ。
「私にはできますよ」
萌絵が店にやってきた。
倫子たちが1ヶ月かけて作り上げたモンブランを食べるが、美味しいがセンスがないと軽く却下。
彼女はとことん自分には才能やセンスがあると思っている。
萌絵の履歴書を見ると数々のコンクールを取り、有名なパティスリーでも働いていた。
これより美味しいデザートがつくれるかと聞くと、「栗あります?」今から5時間あれば作れる!!
「ここにいる誰よりも美味しいモンブランが作れる」と自信に満ちていた。
努力と才能
萌絵は美味しい料理を作るのに時間なんて関係ないと言い、
「料理なんてどんなに努力したって才能ない人は一生駄目だし、逆に才能ある人はすぐに美味しいものがつくれますよね」
尾花は「努力しようがしまいが関係ないもんな、うまいものさえ作れれば・・・」
「だけど、みんなそれ(うまいもの・おいしいもの)がなかなかできないから世界中の料理人は必死になって料理のことを考えている」と強い口調で言った。
才能のある尾花や努力家の倫子(鈴木京香)たちには痛いほどわかっている。
完璧なモンブラン
萌絵は自分の料理ができあがるとすぐに写真をとり、SNSで反応をみるというスタイル。
萌絵の作り上げたモンブランの見た目は合格だった。しかし、味は不合格。食材がいかされていない。フレンチの最後をしめるデザートにふさわしくなかったのだ。
そしてグランメゾン東京では日本の美味しい食材の味と香を十分にひきだした料理を特徴としている。
尾花は期待外れだといい、自分達でまた改良すると言ったが、萌絵はそれなら自分も作ると強気な姿勢を崩さない。プレオープンまでに作ってくることになった。
認められたい
京野(沢村一樹)は祥平に会いに行った。
祥平は、尾花は絶対に他人を認めないと今も思っている。
エスコフィユで一番努力し成長した祥平は今やホテルビュッフェの料理長として活躍している。
「今の自分が尾花夏樹とどれだけで渡り合えるか」自分を確かめるチャンスなのかも知れない。
芹田 公一 見習い中
求人サイトを見てやって来た唯一のアルバイト。
前職は居酒屋で半年アルバイトをしていただけ・・・?
「世界一のグランメゾン作るってガチですよね!!そういうでっかい夢とかロマンとか、本気で人生ぶっこめることやりたくて応募しました。」
と気合十分で即採用。
いち早く「グランメゾン東京」に入ったものの、雑用ばかり。深夜まで野菜を5ミリ角に切る練習をずっと続けてきた。寝る時間も無い厳しい尾花の元でずっと頑張ってきたのだ。
その姿を見てきた尾花が、「そろそろ自分のナイフもった方がいい」と芹田に包丁を選ぶ。
認めたとは一言もいっていない尾花だが芹田は、「尾花さんに認められた料理人っすから!」とすごく嬉しそうに笑った。そんな純粋さに影が・・また?
師弟対決
祥平は萌絵とモンブランを作ることにした。栗の味を引き立てるものを探していた。
鬼皮=おにかわ 木の実などの外側の厚くてかたい皮「鬼皮」を使ってみようと、祥平が動き出す。香りや風味が抽出できるかも知れない。
鬼皮を焼いて香りや香ばしさがでるかも!
グランメゾン東京でも、モンブランの改良が続いていた。祥平と同じ鬼皮を使おうと言い出したのは尾花だった。さすが師弟?どっちも完成したようだ。勝敗は?
プレオープンまで18時間
遅くまで仕込みをしていた厨房に、萌絵は自信作のモンブランを持ってきた。
試食した倫子は「これ、明日24皿分作れる?」
本当なら悔しい倫子の口から出た言葉。ただ、いいものはいいと評価したのだ。
倫子は見た目も含め祥平と萌絵が作ったモンブランをメニューにいれた。
オープン当日
オープン前にスタッフの前で倫子は挨拶をした。
倫子は少し恥ずかしそうにスタッフに「ありがとう」と気持ちを伝えると、「まだ何もしてないよ」と相沢が場をなごます。
不安な気持ちを打ち明けつつ
「お客様に私達の自信作を楽しんでもらおう」
そして、グランメゾン東京の倫子らしいルールを発表する。
「どんな作業をしていても、ホールで誰かがいらっしゃいませと言ったら全員でいらっしゃいませと言おう。お帰りになるときも一緒です。お客様と同じ空間でいること感じてこころからもてなしましょう」
いよいよ、「グランメゾン東京」が始動する。
ようこそグランメゾン東京へ
お客様が店に集まってきた。そこにはリンダの姿があった。
そして、京野が招待した祥平も席についていた。
「オーダー本日のコース24名様」「ウィ ムッシュ」
運命の時がきた。
メニュー
1品目 ジローレ茸とひもとうがらしのサブレ
2品目 山羊の乳のバヴァロア
3品目 茄子と白レバーのプレッセ
4品目 モンサンミシェルのムール貝冷製スープ
5品目 きのことホッキ貝のヴォル オ ヴァン
6品目 牛の胃袋のグリエ
7品目 雲丹のグラティネ
8品目 本州鹿ロースのロティと血液を使ったコンソメ
9品目 メレンゲのアイスクリーム
10品目 モンブラン・アマファソン
走り出しは好調。
完食した皿が次々と返ってくる。
しかし、メインの前の魚料理で問題が起こってしまう。
担当の柿谷の姿が消えていた。
ウニを見てみると、まだ下処理がされていなかった。時間がない。
倫子は諦めかけて「間に合わない、お客様にお詫びして欠品にしよう」といったが、
尾花は「一品削るなんてあり得ない。間に合わせればいいだろ」とウニを運び始めた。
みんなで力を合わせ、なんとしてでもコースを完成させるのだ。
成長した平古祥平
祥平は魚料理が遅れていることに気付く。
京野は祥平の元に行きエプロンを差し出した。手伝って欲しいと無茶なことを言い出す。
どうしても、祥平の力が必要だと懇願した。
しかし、祥平は尾花が自分を必要としてないと意地を張った。
「だったら見せつけてやれよ、お前が必要だってことを!」
「尾花が一番祥平のことを待っている」
祥平は、デザートまでたどりつかないと困るので・・・と言いながら尾花のいる厨房へ向かった。
厨房でウニの下処理を次々とやっていく祥平の姿に萌絵は思わず見入ってしまう。
祥平は、「エスコフィユ」で下働きばかりさせられていた。
悔しくて誰よりも下働きをし、誰よりも努力し、尾花夏樹に認めて欲しいと心底思っていたのだ。
祥平のおかげで魚料理を欠品することなく、無事にコースは進んで行く。
祥平の雲丹のグラティネは厨房で食べることになった。
相沢(及川光博)は祥平と拳を合わせた。
リンダへのもてなし
モンブラン・アマファソンができあがった。
最後のテーブル(リンダ)の元には萌絵が運んだ。
倫子はリンダにお礼を言いにテーブルへ向かった。
「デザートはいかがでしたか。実はリンダさんのために急遽改良したんです」
デザート担当の二人が呼ばれる。
「メレンゲのアイスクリーム」濃度の高い塩水を霧吹きでかけてあり、食べることに味が変わった。見た目はシンプルだけど最後まで飽きさせない面白さがあった」
「モンブラン・アマファソン」
シンマニフィック!!リンダの最高の表現だった。後味も爽やかで、全ての料理の締めくくりという役割を果たしていた。何よりも美しかった。
モンブランを食べたリンダはとても美しかった!!と絶賛したリンダ。尾花は「だな」とだけ言って祥平と萌絵のデザートを認めた。
祥平は初めて尾花が他人を認めたことに驚く。
リンダと尾花
首脳会談のあと、尾花は連絡もなしにリンダの前から消えた。
リンダは「変ったわね、あなたの料理」と言うと、
「勘違いされているようですが、俺の料理ではなく早見倫子シェフの料理です。」
「私がこの店を生かしておくと思う?」雑誌の掲載には何が書かれるのだろう・・。
萌絵の料理の影
萌絵は「ごめんなさい」と大声で謝った。
評価された、モンブランは自分の実力ではない、楽勝で作ったなど嘘だ。
平古シェフ(祥平)が必死に努力し作り上げたレシピだと明かした。自分は見た目を作っただけ。プレオープンまでのスタッフの努力を痛感した萌絵はやっと自分に嘘をつかず謝ることができた。
尾花は「このモンブランはお客様を喜ばせた。それがすべてだ」それ以上何も言わなかった。
そして、もっともっと勉強したい。もっともっと頑張りたい。ここで働きたいと涙声で必死に訴えた。
倫子は席を立ち、萌絵の肩を持ち上げ、「うち、厳しいからね」と一言って微笑んだ。
また、新しい仲間が増えた。
相沢が「いいの?祥平を誘わなくて」
「それはあいつが決めることだ」とやっぱり尾花は不器用なのか?
江藤の黒い手
江藤は車の中でSNSを見ていた。
魚料理を提供できなかった「グランメゾン東京」に悪い評価がついていることを期待していたのだ。
しかしSNSは「ウニのグラタン美味しかった!」と絶賛の嵐。
思わず江藤は、
「ウニ出とるやないかい!」
と怒りを表した。
江藤は、コンビニの前で一息ついていた芹田に声をかけた。
給料は安いのに遅くまで働かされていること、まだ食材にもろくに触らせてもらえないこと。雑用ばかりさせられていること。江藤は芹田の弱みにつけて、お金をちらつかせた。
毎月、10万円 新作のレシピや店のことを教えるだけで払うという。
芹田は江藤から封筒を受け取ってしまった・・・
リンダの評価
リンダが書いた「グランメゾン東京」は絶賛だった。
日本の豊かな食材を活かした革新的なフレンチ。
「グランメゾン東京」は新たなガストロノミーの潮流を築きあげるかも知れない。
そして、3年前の「エスコフィユ」でコンタミネーションと障害事件を起こした尾花夏樹がスーシェフだということも注目に値する。
オーナーシェフ・早見倫子の「グランメゾン東京」の料理。
リンダが書いたグランメゾン東京の記事で料理は絶賛されてた。しかし、最後まで読むと、尾花夏樹の名前と首脳会談でのことが書かれている。
尾花の名前が世間に出てしまったことで、お店はどうなってしまうのか?
まさしく運命の日となってしまった。
これからの尾花と、グランメゾン東京はどうなる!?
まとめ
第4話はリンダの衝撃的な一言から、グランメゾン東京の運命が左右されるという事態に。
それにしても、江藤オーナーの「ウニ出とるやないかい!」には笑わせてもらいました。笑うところではないんですけどね。
ハッシュタグにもなっていて、話題の迷言になりました。
これからも江藤オーナーに妨害されそうですが、負けずに三ツ星を取る店へと成長してほしいですね。
第5話も楽しみです。