冷凍庫の掃除は、単に食べ物を取り除き、解凍するこだけではありません。それを正しく行うには、実際には多くのステップがあります！掃除の頻度は衛生面を考えて、3ヶ月〜半年に1度のペースで掃除をしましょう。時間の経過とともに最適なパフォーマンスを確保するために、冷凍庫を掃除するための方法をご紹介します。
①冷凍庫のコンセントを抜くor 抜かない
冷凍庫を掃除するときに最初にすることは、冷凍庫の電源を切ることです。ドアを開けっぱなしにするので、余分な電力を消費しないようにします。開けっぱなし防止のアラーム音も止めることができますよ。
ちなみに電源を切ると故障するのではないか？と心配している方もいるでしょう。コンセントは必ず抜かなくてはいけないというわけではありません。不安な場合はアラーム音は気になってしまいますが、そのまま掃除しても大丈夫です。
霜がある場合の対処法
冷凍庫に霜がある場合は、電源を切ると自然と霜が溶けるので、流れてくる水分を拭き取ります。余分な水が床や他の電化製品に損傷を与える可能性があるので注意してください。必要に応じて、冷蔵庫の下にタオルや古い新聞を置いて水を吸収しましょう。
霜がついたトレイを取り外せる場合は、冷凍庫から出して霜を取りましょう。その際は電源を切る必要はありません。
②冷凍庫からすべての食べ物を取り除く
冷凍庫の電源を切った後、中からすべての食べ物を取り除きます。すべての食品をクーラーボックスや発泡スチロールに移動しましょう。掃除中に溶けるのを避け、涼しく保ちます。
冷やせるボックスがないときには、冷蔵庫に入れたり、段ボールに保冷剤を入れたりと、なるべく溶けない環境をつくり出しましょう。
おすすめのクーラーボックス
クーラーボックスを持っていないという方も多いかもしれませんが、一つあると引っ越しの時や災害時に役立ちます。私が住んでいる町で何日間か停電が続いた時があって、そのときにクーラーボックスの大切さを思い知りました。
1日経つと冷凍品はかなり溶けちゃうんですよね……。
そこで私が購入したのはコチラです。
少し高い買い物にはなってしまいましたが、冷凍庫に入りきらないものも入れられますし、何より安心感が得られました。買ってよかったです。
冷凍庫の中身を把握する
冷凍庫の中のたくさんの食べ物が長い間そこにあった可能性があります。冷凍庫を掃除することはあなたが持っているすべてのものの確認する絶好の機会です。
食べ物を調べて匂いを嗅ぎ、問題ないかを判断します。処分したほうがいい食品の指標は次のとおりです。
- 異常な変色
- 悪臭
- 容器または包装内の食品の霜または氷
- 期限切れ
捨てるものと捨てないものを分別し、保持するものは商品名と有効期限を紙に書き留めておくと、冷凍庫の中身が一目瞭然になります。
③冷凍庫のクリーニング
さて、ここからが本番です。冷凍庫の中を掃除していきましょう。トレイ、冷凍庫内、製氷機の3つに分けてご紹介します。
トレイの清掃
トレイは大小さまざまなものがあります。取り出せるものはすべて外しましょう。食器用洗剤や重曹などのマイルドなクレンザーを使用してきれいにします。
大きいトレイは風呂場で洗うと便利です。雑巾や布巾を使って汚れを落としましょう。きれいになったらトレイをすすぎ、クリーナーを取り除きます。
冷凍庫内の清掃
トレイを取り外したあとの冷凍庫の中は、除菌アルコールスプレーで掃除していきます。水でも汚れは落ちますが、除菌スプレーを使えば殺菌も同時に行えます。
除菌アルコールスプレーをキッチンペーパーや布巾に吹きかけて、隅々まで拭いていきましょう。トレイを洗うのがめんどくさい方は、時間がない方は除菌スプレーを使って掃除するだけでもOKです！
製氷機の清掃
製氷機も同様に食器用洗剤で洗うことで問題はありませんが、隅々まできれいになっているのか心配になるかもしれません。口に入るものなので、念入りに清掃したい箇所でもあります。
そこでおすすめなのが、「製氷機専用クリーナー」です。製氷機に水とクリーナーの粉や液体を入れて氷をつくるだけ！簡単で手間いらずなので、ぜひ活用してみてください。
冷凍庫の外側を掃除する
最後の清掃ステップは、冷凍庫の外側をきれいにすることです。使用するアイテムは、冷凍庫内の清掃で使用した除菌アルコールスプレーでOK！布巾に吹きかけてサッと拭きましょう。
冷凍庫は開け閉めが多いため、指紋や手垢で意外と汚れています。ハンドル周辺はとくに注意してください。油はねが気になるときは、食器用洗剤を水で薄めたものをつくり、布巾などで汚れを拭き取ります。
取り出した冷凍品を元に戻す
冷凍庫の掃除が終わったら、冷凍品を中に戻しましょう。入れ忘れないように、中に戻すときに食べ物を整理します。
期限が長い食品を下に置き、すぐに使用する必要がある食品を上に置きます。横に並べるよりも縦に並べたほうが見やすいので、自分が目視しやすい入れ方にしましょう。
自分でできない部分は専門家に任せる
冷凍庫の掃除方法をお伝えしましたが、冷凍庫にはまだまだ清掃する必要がある箇所があります。冷凍庫の下や裏側など、大きくて重いため、自分ですべてを掃除するのは難しいですよね。できない部分は清掃業者に任せることもひとつの手です。掃除するのが面倒だったり忙しくてできなかったり、という方も誰かの手を借りることも検討してみてくださいね。
